お仕事や子育てで忙しい日々を送る中、「もう一度クラリネットを吹きたい!」「新しい趣味としてクラリネットを始めたい!」と考えているあなたへ。
音程を安定させるためにロングトーンや音感トレーニングが不可欠なのは分かっていても、なかなかまとまった練習時間が取れないのが現実ですよね。
でもご安心ください!プロも実践するテクニックを応用した、楽器を使わなくても、スキマ時間でできる「音程安定」のための裏技練習法をご紹介します。これなら忙しいあなたでも、確実に上達への一歩を踏み出せますよ。
プロの裏技:「音程を安定させる」ための簡単な練習方法
音程の安定には、「正しい呼吸法」と「ブレないアンブシュア(口の形)」、そして「正しい音のイメージ(音感)」が重要です。楽器を吹けない時間こそ、この3つを鍛えるチャンスです!
1. 移動中・家事中にできる!「音の柱」を作る呼吸トレーニング(5分)
ロングトーンの代わりになる、最も重要な練習です。音程は、息のスピードと量(息の柱)で決まります。
- 練習方法:
- ゆっくり8拍で吸う: 息を吸う際、肺だけでなくお腹(腹筋)を意識して、これ以上吸えないというところまで、鼻から少しずつ時間をかけて吸い込みます。
- ゆっくり8拍で吐く: 吸った時と同じように、均一で細く、一定のスピードで口から息を吐き出します。途中でスピードが変わったり、途切れたりしないように人差し指を口の前にあてて「均一&一定」を意識しましょう。
- ポイント: 吐くときに、クラリネットに「まっすぐな1本の息の柱」を通すイメージを持ちましょう。これが実際の演奏で安定した音程につながります。
- 裏技: 仰向けに寝た状態で試すと、お腹(腹筋)の動きがより分かりやすくなり、リラックスした状態で深い呼吸の感覚を掴めます。(自宅で5分横になるだけでOK!)
2. 家事の合間に!「アンブシュア筋」を鍛える顔ヨガ風トレーニング(3分)
音程がブレる大きな原因は、アンブシュア(口の形)のゆるみや不安定さです。楽器がなくても、口周りの筋肉は鍛えられます。
- 練習方法:
- 「い」の形: 歯を軽く閉じ、口角を横に強く引き、「い」の口を30秒キープします。
- 「う」の形: 唇を前に突き出し、「う」の口を強く閉じ、30秒キープします。
- マウスピースをくわえるイメージ: 実際にマウスピースをくわえている時を想像し、下唇を軽く内側に巻き込むようにし、口の周りを均等に引き締める形を30秒キープします。(下記写真参照)梅干し注意!
- ポイント: 力を入れすぎず、均等に引き締める感覚を大切に。この筋肉が安定することで、高音域でも音程が上ずりにくくなります。

3. 耳と指で覚える!スマホ活用「リズム&音名歌い」(5分)
音感と運指(指の動き)は、楽器がなくても訓練できます。
- 練習方法:
- メトロノームアプリを活用: メトロノームをゆっくり目のテンポ(♩=60など)に設定します。
- リズム歌い: 練習したい曲や音階のリズムだけを「タン、タン」とメトロノームに合わせて歌います。
- 音名(ドレミ)歌い+エア運指: リズムがスラスラ言えるようになったら、メトロノームに合わせて音名(ドレミ)を正確に歌いながら、同時に「エア・クラリネット」で運指を行います。
- ポイント:
- ドレミを歌うことで、その音の正しい音高を頭の中でイメージし、音感を鍛えます。
- エア運指で、指の動きをクリアにし、指がもつれるのを防ぎます。指がスムーズに動けば、音の切り替わりでの音程の乱れを防げます。
- ピアノアプリで音を確認しながら歌うと、さらに効果的です。
【次のステップ】失敗しない大人のためのクラリネット教室の選び方

ここまでは一般的なレッスン選びのポイントをご紹介しましたが、私(筆者)自身、クラリネット講師として多くの大人の方を指導してきました。その経験から、忙しい大人の方に特に選ばれている「私のレッスン」の特徴を、失敗しない選び方の参考としてご紹介します。
1. 大人がレッスン選びで最優先すべき3つのポイント
特に子育てやお仕事で忙しい大人の生徒さんが挫折せず、長く続けるためには、以下の3点を必ず確認してください。
- ① 時間と場所:「日中の時間帯」に無理なく通えるか
- 忙しい大人の理想: お子様を送り出した後など、最も時間に余裕を持てる日中の時間帯にレッスン枠があるか、通いやすい立地かを確認しましょう。
- 失敗しやすい点: 定期的に教室に通うのが負担になり、結局、モチベーションが続かずに辞めてしまうケースが多くあります。
- ② 指導の専門性:「大人のためのカリキュラム」があるか
- 忙しい大人の理想: ブランク組や初心者のライフスタイルに合わせた「大人のためのカリキュラム」があるかを確認しましょう。
- 失敗しやすい点: 学生と同じ指導法だと、目標設定や練習方法が合わず、上達が遅いと感じてしまうことがあります。
- ③ 費用対効果:料金と時間のバランスはどうか
- 忙しい大人の理想: 1回あたりのレッスン時間と料金のバランス、教材費や入会金の総額が、自分の予算に見合っているかを確認しましょう。
2. 私のクラリネットレッスンが、忙しい大人の女性に選ばれる3つの理由
理由1:デリバリー型と日中の時間帯に特化したレッスン
当レッスンは、通学が必要な対面レッスンだからこそ、「デリバリー型レッスン」にこだわっています。ご自宅でのレッスンから、ご近所のスタジオレッスンなど、ご希望の場所が気軽に相談できます。
特に、お子様が学校に行っている間や、午後の早い時間など、忙しいあなたが最も時間に余裕を持てる日中の時間帯にレッスン枠を集中させています。
もっと小さなお子さんは、レッスンに同行することも可能です♪
理由2:ブランクと不安を解消する「大人のための再開プログラム」
「昔と違って指が動かないかも」「音程が不安」といった、再開組特有の不安を理解した経験豊富な私(講師)が、あなたのペースで丁寧に指導します。記事で紹介した短時間で効果を出す練習法の正しいやり方を、対面でマンツーマン指導するため、短期間で効率よく感覚を取り戻すことができます。
理由3:🎵「憧れの曲」を最短で実現するマンツーマン指導
あなたが本当に吹きたい憧れの曲を目標に、逆算して基礎練習を進めます。私のレッスンでは、基礎練習も「何のために、どう役に立つか」を明確にして行うため、モチベーションが継続しやすく、楽しみながら目標達成に近づけます。
まとめ:忙しくても、もう一度クラリネットを心から楽しもう!
クラリネットは、大人になってから始めても、ブランクがあっても、確実に上達できる楽器です。
今回ご紹介した裏技練習法を試して、「もっと効率的に、もっと楽しく上達したい!」と感じたら、ぜひプロのサポートを受けてみてください。
あなたの「クラリネットを吹きたい」という気持ちを大切に、無理なく楽しい音楽生活を送りましょう!


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