「クラリネットをまた始めたいけれど、練習する時間なんてない…」。そう思って一歩踏み出せないでいませんか?子育てや仕事に追われる日々の中で、まとまった練習時間を確保するのは難しいですよね。

でも、安心してください。実は、練習は必ずしも楽器を吹くことだけではありません。1日たった5分でも、場所を選ばずできる練習法はたくさんあります。忙しい毎日でも、クラリネットを楽しく続けられるヒントをお伝えします。
楽器を吹かなくてもOK!?スキマ時間でできる3つの練習法
1. 楽譜を読む練習でスキルアップ!
楽器がなくても、楽譜さえあればできるのがこの練習法。電車の中、子どもの習い事の送迎中、昼休みなど、ちょっとしたスキマ時間で楽譜をじっくり読んでみましょう。
- 拍子やリズムを確認: 楽譜を見て、拍子(4分の4拍子など)や、苦手なリズムのパターンを頭の中で整理します。
- 指使いをシミュレーション: 楽譜に書かれた音符を追いながら、頭の中で指の動きをシミュレーションしてみましょう。実際に楽器を吹くとき、スムーズに指が動くようになります。
- フレーズを読んでみる:音階名でフレーズを読んで歌うだけでOK!あとは楽器を持つだけで自然に指が動きます。
2. イメージトレーニングでスキルアップ!
プロのスポーツ選手も取り入れているのがイメージトレーニングです。目を閉じて、クラリネットを吹いている自分を想像してみましょう。
- 理想の音色をイメージ: 「こんな音を出したい」「あのプロ奏者のような音色が出せたら」という、具体的な音を頭の中で思い描きます。実際に好きな演奏を聴きながらイメージすると、イメージが具体化しやすいです。
- 演奏する姿をイメージ: 姿勢を正し、息を吸い、楽器を構え、指が動く一連の流れを鮮明に想像します。これだけでも、体が正しいフォームを記憶する助けになります。
3. マウスピース練習(アンブッシュアの練習)でスキルアップ!
楽器本体がなくてもできる練習ですが、もしマウスピースとリードがあれば尚よい練習方法です。
- アンブッシュア(口の形)を確認:下唇を下の歯に当て、口を横に開いて唇を引っ張る練習です。あごに「梅干し」ができないように練習するだけでも音色は変わります。
- 音色を磨く: マウスピースだけで、理想の音色が出せるように練習します。これができれば、楽器を付けたときも美しい音色に繋がります。
練習は「質」が大切。たった5分でも効果を出すコツ
「短い時間でも、どうせなら効率的に練習したい」というあなたへ。
それは、練習する内容を絞ることです。
たとえば、「今日は音を出す前に、アンブッシュアを確認してからロングトーンをしてみよう」と決めて練習を始めると、集中力が高まり、たった5分でも大きな効果が得られます。
「あれもこれも」と欲張らず、一つずつ課題をクリアしていくことが、忙しい毎日でクラリネットを続けるための秘訣です。
必見!練習が楽しくなる♪クラリネット練習のおすすめアイテム
最後に、日々の練習をサポートしてくれる便利グッズを紹介します。
- メトロノームアプリ: スマートフォンのアプリでGET!無料でも細かいテンポ設定や分割など機能も優れているアプリも多数!
- チューナーアプリ: 音程が正しいか確認するだけでなく、音が出るアプリもあります。これも無料で利用できるのはスゴイ!
- コンパクトなクラリネットスタンド: K&Mから発売されているクラリネットスタンドは、ベルの中にすっぽり入ってしまうコンパクトサイズ!楽器と一緒にケースの中に収納できるので持ち運びにも便利です。
練習時間が取れないと諦めていた方も、こういった工夫をすることで、クラリネットはいつでもあなたの身近にあります。
子育てや仕事の合間でも、クラリネットを吹く時間はあなただけの特別な時間です。焦らず、あなたのペースで、再びクラリネットとの時間を楽しんでみませんか?
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